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【勉強の極意】理論暗唱によって勉強時間を拡大する

仕事が忙しくなって、ブログを書く時間が減って来ました。今日は、働きながら勉強する方は必見の勉強法をご紹介します。

 

主には理論暗唱の話ですが、これをやることで、全体的な勉強時間の捻出にも役立つので一石二鳥です。

 

理論の暗記方法ではなく、あくまで【時間を効率的に使う方法】となります。 

 

■誰もがあの手この手でスキマ時間を理論の勉強に充てている

簿記論以外の税理士科目において必ずついて回るのが、理論の暗記です。

限られた勉強時間の中で、計算を解いたり、理論の暗記をするのは非常に大変です。

その為、通勤電車内で理論を覚えたり、理論を録音して、何かしながら聴いたりする人も沢山いらっしゃいます。

僕が色々試した中で、1番オススメしたいのは、暗唱です。

 

まず仮に、1週間のうち、机で腰を据えて勉強ができるのは、平日の寝る前の1時間、休日5時間の15時間だとします。※講義時間は除く

もっと勉強時間を捻出するには、通勤通学時間や、ながら時間を勉強に充てなくてはなりません。

そこで登場するのが、リスニングであったり、暗唱であったりするわけです。

机に向かって勉強ができなくても、リスニングや暗唱を活用することによって、効果はさて置いて、理論に触れる時間を増やすことができます。

 

■効果的なスキマ時間の理論の勉強法とは

では効果的なリスニングや暗唱をするにはどうすればいいか。

まず1点、覚えてもいない理論をいくらリスニングで聴いても、何の効果もないと、僕は考えています。※個人的な感想です

ただでさえ何かしながらの、ながら勉強なのに、聞き流しだけで頭に入ってるはずがないんです。※個人的な感想です

 

リスニングが有効なのは、理論をほぼ完璧に覚えている状態で、スキマ時間に流し聞きで確認するような場合だと思います。

暗唱するよりも時間がかからないですし、より多くの情報もしくは回数を反復することができます。

 

これから覚えようとしている理論に関して言えば、暗唱が1番です。

もちろん、通勤通学をしながら、風呂に入りながら、何かしながらの暗唱は、簡単ではありません。

でも、簡単でないからこそ効果があるのです。※個人的な感想です

 

 

■理論暗唱の効果的なやり方

では、どうすればながら暗唱を実現できるか、どうすればそれによって限られた勉強時間を効率的に回せるかを考えてみましょう。

ながら暗唱を実現するには、まずは1度理論を頭に入れなければ話になりません。

 

つまり、まずは復習の順番です。

講義を受けて新しい知識を付けて、まず真っ先にやるべきは、理論の暗記です。

計算問題をやりたい気持ちをグッとこらえて、まずは面倒でも理論を暗記しましょう。

 

もちろん復習時間は限られているわけですから、全て覚えきれるとは限りません。

そういうときは、部分的にでも良いし、ざっくりとした内容でも良いし、何か頭の中で唱えることができるものを見つけましょう。

そうすることによって、それまでは勉強時間に充てられなかった通勤通学の時間等のスキマ時間に、理論に触れることができるようになります。

 

その日の夜の1時間を、計算問題に充てていたら、次の日の朝には理論暗唱はできません。

 

真っ先にまずは理論に手をつけることによって、少しでも理論触れる回数と時間を増やすことができるのです。

もちろん、歩きながらや何かをしながらの暗唱は、気が散ると全くうまくいかないし、思っているよりも集中力が要ります。

だからこそ、これを使いこなせるようになると、スキマ時間を大変有効に活用することができるようになります。

 

■スキマ時間にテキストを開くのは意外と大変

例えば、計算問題はどうしたって机でしかできませんが、理論の暗記ならばテキストさえ開くことができれば、机上でなくてもやることができます。

机上ではないけれど、テキストは開くことができる時間。通勤通学の電車内なんてまさにそうかもしれません。

だったら、机上で勉強できる貴重な時間に計算をやってしまって、通勤通学の電車の中で、理論の暗記を…。

それができればそれでもいいかもしれませんが、通勤通学の電車というのは、だいたい混んでます。

座れるか、最悪どこかにもたれるかどこか掴めるところがないと、案外テキストを開くのって難しいんです。

だったら、理論そのものは1回頭に入れてしまって、ハンズフリーで暗唱をできるようにしてしまった方が、貴重な通勤通学時間も、よっぽど安定した勉強の時間になります。

尚、暗唱だけだと、理論を思い出す回数は増やすことができても、チェックができなければ精度が上がりません。なので、暗唱にプラスして通勤通学電車内とかで、テキストをチラ見できるくらいの環境があれば、さらに効果的です。

チラ見で確認しながらなら、乗り換え中も、ドアtoドアの徒歩移動中も全部理論暗唱の時間に充てられます。

 

■スキマ時間に繰り返し暗唱をしておくことで理論の勉強が効果的に

最初に腰を据えてしっかり暗記をしておけば、それだけ、スキマの時間も効果的な勉強を実現できるのです。

そして、最初に頑張って暗記して繰り返し暗唱した理論は、じっくり確認をする時間は段々と少なくて済むようになります。

暗唱によって、スキマの時間の有効活用には成功していますが、暗唱だけで理論の勉強を終わらせるのは危険です。

僕は、暗唱とは別に、腰を据えて勉強できる時間に1日1回はアウトプットと確認の時間を取っています。

本当は書くのが1番良いのでしょうが、時間がかかるのでPCで打ち込んでいます。PCに慣れている方はこれでかなり効率化できます。そして、1日に繰り返し暗唱しているので、確認もスラスラできるようになります。

アウトプットする時間が取れないなら、少なくとも1日に1回はしっかりテキストを読み込む時間を取りましょう。

曖昧なままで何度も暗唱するのは危険なので、しっかり軌道修正する必要があります。ただし、これも1日に繰り返し暗唱をしていれば、短い時間でも効果的にすることができます。

少なくとも、全く暗唱をやらずに、同じ時間と間隔でテキストを読むよりは圧倒的な差があるはずです。

 

■理論暗唱は結果的に計算にも役立つ 

こうして、暗唱によるスキマ時間の活用で、効率化を図れたならば、残された貴重な机上の勉強時間は、計算に充てましょう。

電卓を叩いて計算をすることは、どうしても机上で腰を据えないとできないし、以前の記事にも書いた論点習得のプロセスにおいても、きちんと電卓を叩いて計算を解くことは、定着の為の重要なプロセスであるので、決して疎かにはできません。

※参考記事:論点習得のプロセス

blue-warrior.hateblo.jp

まとめると、理論暗唱による勉強時間の拡大及び効率化は、結果として計算も含めた全体的な勉強時間の拡大及び効率化に繋がります。

翌日の目覚めの瞬間からでも理論暗唱ができるように理論の暗記は優先的に行いましょう。