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IT営業マンが人生を賭けて税理士に転身した結果

【勉強の極意】多角的勉強法によってモチベーションを落とさない

今回は、僕が大切にしている勉強法のひとつを紹介します。

僕はこれを多角的勉強法と名付けることにしました。

その意味するところは、色んな角度から勉強する。角度を変えて勉強するということです。

 

 

 

■繰り返し勉強することの重要性

勉強において、同じ論点についても繰り返し勉強することは大変重要です。

有名なところでいくと、7回読み勉強法においても、繰り返すことの重要性が語られています。

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資格学校においても、問題集は3回解きましょうと言われると思います。

同じテキスト、同じ問題でも、1回読んで終わり、1回解いて終わりでなく、何度も繰り返すことは、それらを習得するにあたって必須となるわけです。

何度も繰り返すことによって、新しい発見があったり、理解を深めたり、自分が見落としがちな部分が浮き彫りになったり、様々なメリットが享受できます。

 

しかし、問題がひとつ。

繰り返しの勉強は、回数を追うごとに「飽き」がきてしまいます。

 

■繰り返し勉強法の進化形(?) 多角的勉強法とは

これの打開策として僕が編み出したのが、角度を変えて勉強するということです。

形骸的な話をしているので、問題集とかなら話は簡単です。

 

ある問題集を繰り返し解き過ぎて飽きてしまったら。

同じ論点で同じようなレベルの問題を解きたかったらどうしますか?

 

なんということはありません。別の問題集を買いますよね。

大原であれば外販問題を買うのと同じ話です。

 

テキストも同じです。

同じテキストを繰り返しやるのに飽きてしまったが、その論点についてもう一度復習がしたいのであれば、同じ論点で別なテキストを買えば良いのです。

 

よくある、大原とTACを横断して受講するのも、多角的勉強法のひとつです。

教える内容が違う部分もあるかもしれませんが、同じ論点でも学校を変えて、別の角度から再度勉強することによって、新鮮な気持ちでモチベーションを下げずに勉強することができるのです。

 

僕は今まで色々なところでこれを取り入れて来ました。

大原に通いながら、TACの理論マスターを買うのもそうです。同じ論点も違う角度から復習することによって、飽きずに理解を深めることができるわけです。

 

■簿記論の半独学における多角的勉強法

そして時間軸を過去に戻すと、僕が最初にこの多角的勉強法を見出したのが簿記論でした。

 

簿記論については、転職前から通算すると約1年半、すでに非常に中途半端な勉強をしてしまっています。

これを独学で勉強するには一体どうすればいいのか。しかも、これを検討した時期は第64回税理士試験直後。ほぼ不合格が濃厚とは言え、合否発表の前に高いモチベーションを維持して(まして、大原で財務諸表論、法人税法を受講しながら)独学で簿記論の勉強をするのは至難の技です。

今更、今までに使った教材をもう一巡するモチベーションもないし、合否発表前に、数万円を使って簿記論の市販の教材を一式揃えるのもちょっとなぁ…(とことんケチ)という感じでした。

 

そこで思い付いたのが、11月にある日商簿記1級の受験です。

工業簿記は簿記論の範囲とは異なりますが、商業簿記と簿記論の範囲はほぼニアリーイコール。

日商簿記1級の合格という短期目標の設定は、簿記論の地力の底上げにも繋がります。

 

簿記論の出題範囲を、日商簿記1級という別の角度から勉強する。

まさしく多角的勉強法と言えるでしょう。

 

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そして、第64回の簿記論については結果無事(?)不合格だったので、年明けからは改めて簿記論の勉強を市販の教材で行っています。

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結局、これまで簿記論の勉強は色々とやって来ましたが、どれも中途半端なものばかりで網羅的な勉強は一度もできていなかったので、一度、しっかりとカリキュラムに沿って網羅的な勉強をする必要がありました。

独学でこれをやるために、僕は年内の日商簿記1級の商業簿記の勉強でまず1回転、そして年明けにはこのTACの市販教材という新たなツールによって、簿記論の範囲を計2回転勉強しているわけです。

簿記論は、実質的に1番長くやっていた分、この多角的勉強法が非常に生きた科目であったと言えます。

 

と、言うわけで、今回は僕が勝手に考えた勉強法と言えるのかどうかもわからない概念をひたすら垂れ流したわけですが、後半は簿記論に偏った話になってしまいました。

半独学での簿記論突破の勉強法なんかは、またそのうち改めて記事にしていきたいと思います。