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IT営業マンが人生を賭けて税理士に転身した結果

【資格の勉強方法は2種類ある!】魔の第64回税理士試験への挑戦から見るワンチャン勉強法

どうも。ようやく真の決意後の勉強法について記事にしていきます。さて、僕が転職したのは7月。1ヶ月後には税理士本試験です。

 

前年の簿記論D判定レベルからの進捗としては、

田中弘氏著の新財務諸表論を読んだ(財務諸表論の知識0の状態で)。

日商簿記2級を真剣に勉強した。

以上でございます。

 

少なっ!

 

覚悟を決めて転職はしたけれど、この時点から残り1ヶ月で税理士試験の合格が可能でしょうか。

正直かなり厳しいです。

 

とは言え、転職後の僕は本気と書いてマジでございますから、この状態から自分がどうすべきかも真剣に考えなくてなりません。

結果、まずは科目を簿記論だけに絞り込むことにしました。勉強方法を間違えて、関連書籍を読んだだけの財務諸表論はまず除外です(アタリマエ)。

しかし、簿記論だけに絞り込んだところで、残り1ヶ月で合格レベルに仕上げるのは至難の技。

よってここから1ヶ月、僕は簿記論をワンチャンで受かる為のやり方を模索することとなります。

 

ちなみに先に結論を申し上げますと、第64回本試験の結果はB判定。この方法で合格したわけではありませんので悪しからず。

しかし、上記の状態から1月で魔の第64回簿記論をB判定まで持って行ったやり方を、良しとするか悪しとするかは皆様次第でございます。

 

 

資格の勉強方法というのは、僕が思うに2種類あると思います。

 

①正攻法の勉強方法

ひとつは上記。合格確実を目指す為の勉強法と言えます。

出題範囲を網羅的に抑え、問題は繰り返し解き、苦手範囲を無くしていき、どのような出題がされても合格レベルに持っていけるような勉強をします。資格の趣旨を考えても、この勉強方法がスタンダードでしょう。

極端な話をすれば、たまたま試験に出題された問題だけを知っていて、他は全くわからなかったとしても、それが一発で決まる試験であれば、それで試験には合格し、資格を得ることができるわけです。

では、本来求められる有資格者とはそのような人でしょうか?流石にそれは違うはずです。

試験を通じて、その範囲について網羅的に勉強をし、身に付けた人こそが、本来求められる有資格者であると言えます。

 

しかし資格試験とは、時として「受かったもん勝ち」という考え方が無くもないはずです。

 

②ワンチャンの勉強方法

では①に相対する勉強方法とはどのようなやり方でしょうか。

僕はこれをワンチャン勉強法と名付けることにします。いわゆる短時間で、一発逆転。ワンチャンを狙った勉強方法と言えます。

具体的には、合否の分かれ目は運任せ。ヤマを張り、論点もピンポイントで押さえる

 

今はものすごく極端な話をしています。

基本的に学校で教えるやり方は正攻法のやり方ですが、勉強時間が捻出できず、または授業について行けず、②の方法へ流れる人も少なくはないはずです。

なので①か②かどちらか!というものではなく、実際には無意識のうちにどちらのやり方も採用するのが普通だと思います。

 

■ワンチャン勉強法による1ヶ月のチャレンジ

そして、本試験まで1ヶ月しかない僕は、究極に②の方法にウェイトを置かなければなりません。

普通に1からカリキュラムをやったって時間が足りないのですから、今から全範囲を網羅するのは不可能。それならば、重要度が高い論点だけをピンポイントで学べる教材が必要です。

 

そして選んだのがこちら。

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まさに僕のニーズを満たしてくれる教材だと思いませんか!うおー!

 

しかも1ヶ月完成って書いてあるしね!

 

僕はまずはこの教材をひたすらやることにしました。

問題を解く→わからないことは解説を読む→さらにはその範囲について、ポケットテキストを読む。

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ようやくこれも本来の使い方ができるようになりました。どの道、全体的な内容が載っているテキストはこれしかなかったわけですが、これさえ読めばコアトレで出題された部分だけでなく、その論点の全体像が掴めるわけです。ちなみにこのテキストに掲載されている範囲を全て理解すれば、それはもう合格レベルと言っても過言ではないわけですが、もちろんそんな時間はありません。あくまでも見るのはコアトレと連動した論点だけです。

 

■正しい使い方をすればこんなに使える 完全無欠の総まとめ

余談ですが、当時のポケットテキストは、今は完全無欠の総まとめという名前で販売されていますが、僕が思うに、手軽に持ち運べるテキストとしては網羅性が高く、かなり便利です。僕は最終的にはこれを辞書的に使っていました。1からの勉強には全く向きませんが、正しい使い方をすれば、勉強を効率化させる素晴らしいツールとなるのです。

 

■ようやく正しいタイミングで本試験型模試を…

こうして僕はコアトレを完璧にマスターできるまで、3回転くらいはやったと記憶しています。

そしてその上で、総合問題に対応できるようになるために、これも解きました。

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今から基礎的な問題をやっている時間はありませんから、ピンポイントで本試験レベルの問題をやっておくしかありません。

もちろん最初は全然解けませんでしたが、少なくともここで出題された内容は、コアトレとポケットテキストで時間の許す限り勉強しました。

収録されていた模試は3問。残された時間的にもこれくらいが限度でした。

 

■魔の第64回税理士試験

こうして僕は、1ヶ月間とにかく必死にコアトレとラストスパート模試とポケットテキストを回し、ワンチャンに賭けて第64回本試験に挑みました。

過去問をほぼ見たことがなかったので、第64回の簿記論がいつもより難しいのかどうかもよくわかりませんでしたが、まぁ難しかったです。

開き直って、解ける部分だけ拾おうにも、第3問なんかは結局ほとんど埋まらなかったと思います。

 

結局、この年の判定はB。

これで不合格ながらA判定とかなら、この記事ももう少し価値が上がるような気もしますが、そこはすみません。B判定でした。

しかし、特殊販売の問題なんかは割と取れていたように記憶しています。

 

兎にも角にも、第0年度のワンチャン狙い作戦は流石に失敗。

どれだけ本気になったって、たかが1ヶ月ではしれたもんです。しかし、もう甘いことは言ってられません。ここからは転職後のガチ試験一発目となる第65回本試験に向け、勉強を本格始動することとなります。